2018年3月7日水曜日

Dear Mr. Tommy Nutter. 今日の昼さがりに仕事してるとなんでそんなにニヤニヤしてるの?と訊かれました。 答えをはぐらかしたのですが、実はなんとなく美しいジャケットをカットする肝みたいなものを掴んだ気がしたから笑ってたのです。 僕が言う美しいジャケットとはあなたがビートルズやミックジャガーに仕立てたような物のことです。 ずっとあなたのカッティングに憧れてきたこととその挙げ句昨年の夏にあなたのトラウザーズを裁断してたJ.Morgan(あなたがMistyと呼んでた彼です)の下に飛び込んだことがあなたの秘密を理解するきっかけになったのかもしれません。サビルロウ12番地でJ.Morganと働く若者達は皆があなたとチャネリングしてるような気持ちで仕事をしてます。僕もそうです。 そして世界中にはあなたの美意識を継ぐ者が数人いて(この国には僕しかいません)そんな彼等の仕事をあなたの時代にはなかったテクノロジーで毎日覗いては刺激を受けています。 なんでこんな手紙を書くかというと来年僕はあなたがAIDSで死んだ年齢になることに気づいたからです。 しかし僕はようやくあなたのように美しくスマッシングでkillerなスーツを仕立てれるようになってきた気がしていてあなたが仕事を始めた頃のように若々しくエキサイティングな気分でいるので到底まだ死ななさそうです。死ぬまでにあなたの遺産である美意識をより発展させたスーツをたくさん仕立てようと思います。なのでお会いできるのはまだまだ先になりそうですが、どうか僕の仕事を見守り下さい。 Big love.


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