2016年12月23日金曜日

あの日も昨夜のように湿った風が吹いてた。 数えるほどの観客を前に花田さんは淡々と弾き歌ってた。 昔、福岡の須崎公園近くに穴ぐらっていう本当に穴ぐらみたいな暗い箱があり、ルースターズはそこで細々演奏したって言ってた。須崎公園にも湿った嵐が吹いてただろう。 終わって、いつまでも歌い続けて下さいとメールしたら、いつまでも服を作り続けてねと返信が届いた。 昨日、針仕事を終え向かった渋谷の穴ぐらで、花田さんは同じように歌ってた。花田さんが誰とない人々に歌うときあるように、僕も誰のためだかわかんないときあるけど淡々と手を動かす。生きるってそんなものだ。さて今日も仕事しよう。湿った風は明るい空気に変わった。


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