カシアスクレイが米国のゲットーの黒人が拳でゲットーを出る物語の典型を作ったように、トミーナッターはイギリスの労働者階級出のゲイがファッションで天下を取る物語の原型を作った。ガリアーノの父は左官、マックイーンの父はタクシー運転手、ナッターの父はカフェ経営者。カフェというと響きはいいが英国でいうカフェとは労働者がミルク入りのインスタントコーヒーを飲む店。 10代で仕立屋街の求人を見つける話はマックイーンそっくりだが興味深いのは彼が見習い始めたサビルロウ35番地はやがて彼の店Nutter of Savile Raw になる建物であることだ。 ってとこまで読んで続きが楽しみ。
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